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分析方法紹介/DO試験

2010.11.30コラム

分析方法紹介/DO試験

水中に溶解している酸素O2のことで、溶解性を表すDissolvedの頭文字「D」と酸素を表すOxygenの頭文字「O」とでDOという、水質試験における生活環境項目の一つです。
DOは、魚類をはじめとする水生生物にとって、生存に不可欠なものです。
DOは、陸水環境の有機汚染の進行度合、藻類などによる光合成作用の強さ、河川や海域での自浄作用の強さなどを表す指標として、DO値あるいはDO飽和百分率(DO%)で表されます。

ポイント1 同じ濃度でも条件によって意味が違う

酸素の溶解度は水温・気圧・塩分などに影響され、また、同じ濃度であっても条件(特に水温)によって意味が違うため、飽和溶存酸素量に対する百分率(%)であらわすこともしばしば行われます。DOは、水が清澄なほど、その条件における飽和量に近い量が含まれます。

▲純水中の飽和溶存酸素量と塩化物イオン量による補正

ポイント2 生活環境の環境基準

DOの測定値について

海水は塩分濃度が高いために、DOは河川や湖沼に比べていくぶん低くなります。

▲DO値の目安

ポイント1・2・DOの測定値について
「水質調査の基礎知識」平成12年2月
国土交通省 近畿地方整備局 近畿技術事務所より

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